理事長挨拶
理事長 今井 亨次
令和7年7月25日に開催されました第192回理事会におきまして、理事長にご指名いただきました柏崎支部の今井亨次でございます。このたびの就任にあたり、組合員および被保険者の皆様に対する責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いでございます。今後2年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
関東信越税理士国民健康保険組合は、国民健康保険法第17条に基づき、昭和33年12月27日に設立され、関東信越税理士会の伝統ある一団体として、今日までその役割を果たしてまいりました。これもひとえに、組合員・被保険者の皆様をはじめ、税理士会および関連諸団体の皆様のご理解とご支援の賜物であり、改めて深く感謝申し上げます。
当組合の基本理念は、国民健康保険の根本である相扶共済の精神に基づき、組合員とそのご家族の健康を守ることで、業務の発展と生活の安定に寄与することにあります。将来にわたって安定的な組合運営を行っていくためには、健全な財政基盤の確立が不可欠です。
しかしながら、昨今の財政環境は年々厳しさを増しており、国の定率補助率の縮減、被保険者(特に家族)数の減少、高度医療・高額薬剤の保険適用などが、大きな課題として浮上しております。
今後は、高齢化の進展とともに、全世代型社会保障改革を背景とした国の施策がさらに推進され、当組合においても財政面での一層の厳しさが予想されます。このため、中長期的に安定した財政運営を見据えた計画立案が急務であり、それに伴い、マイナ保険証の普及促進、事務の効率化を目指すDXの推進、医療・健診データの分析を活用した施策の展開など、積極的に取り組んでまいる所存です。
こうした課題を克服し、組合員・被保険者の皆様にとって、常に魅力ある組合であり続けるため、執行部および事務局職員が一丸となり、誠心誠意、組合運営に取り組んでまいります。今後とも、変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。