栄養士の健康レシピ3
第13回からはこちらをご覧ください
第13回以降の栄養士の健康レシピは、2018年9月発行の国保だよりにて募集した「第1回 県民食材総選挙」の
投票結果より、見事ランクインした食材を使って健康づくりに役立つレシピを紹介していきます!
第1回 県民食材総選挙 ~ 最終結果 ~
1位 | 納豆 |
2位 | 深谷ねぎ |
3位 | こんにゃく |
4位 | さつまいも |
5位 | えだまめ |
★ 第13回 納豆
第13回は「県民食材総選挙」で第1位となった納豆です!
納豆にはナットウキナーゼという酵素が含まれており、
心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症の予防効果があります。
また食物繊維とビタミン B2 も豊富なため、血糖値の上昇を
抑制し糖尿病の予防にも効果的です。
この他にも様々な栄養素が含まれており、アンチエイジング
などの美容効果、骨粗しょう症予防、記憶力アップ、アレルギー
抑制作用、免疫力アップ…など 、書ききれないほどの健康効果が
期待できる優秀な食材です。
13-(1) 納豆そぼろ丼
納豆そぼろ丼(材料)
(1)納豆そぼろ丼(2人分)
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
ごはん | 240g | A)胡麻油 | 大さじ1 |
豚挽き肉 | 150g | A)豆板醤 | 小さじ1 |
納豆 | 2パック | A)にんにくチューブ | 1.5cm |
キャベツ | 1/8個 | A)生姜チューブ | 2.5cm |
濃口しょうゆ | 小さじ1 | 卵黄 | お好みで |
作り方①
作り方
①キャベツを洗って3~5㎜の千切りにする。 レンジで加熱し、しんなりさせる。
②フライパンにAを入れて中火にかけ、香りが立つまで 炒める。
③豚挽き肉と納豆を加え、全体がそぼろ状になるまで 炒める。
④濃口しょうゆを加えて混ぜ、なじんだら火を止める。
⑤どんぶりにご飯を盛り、①、④の順に盛り付ける。
作り方②
お好みで中央をくぼませ、卵黄を盛り付ける。
卵黄を混ぜると、コクが増してまろやかな味わいに!
13-(2) 油揚げの納豆はさみ焼き
油揚げの納豆はさみ焼き(材料)
(2) 油揚げの納豆はさみ焼き 材料(2人分)
材料 | 分量 |
油揚げ | 1枚 |
納豆 | 1パック |
青ねぎ | 1本 |
※つけダレはお好みで
醤油
大根おろし
ポン酢
etc...
作り方③-1
作り方
①青ねぎを小口切りにする。
②油揚げを半分に切り、袋状に開く。
③納豆に付属のタレを混ぜ、②にスプーンで半分ずつ 詰める。
④フライパンを熱し、③を並べて両面をこんがり焼く。
⑤焼きあがったら、それぞれを半分に切り4等分にする。
⑥器に盛り、①を散らす。
⑦お好みのつけダレを用意する。
作り方③-2
ねぎに含まれる硫化アリルには、納豆に含まれる
ビタミンB1・B2の体内吸収を助ける働きがあります。
キムチやチーズを一緒に挟んでもおいしいですよ♪
印刷用レシピ(納豆)はこちら (455KB)
★ 第14回 深谷ねぎ
第14回は「県民食材総選挙」で第2位となった深谷ねぎです!
ねぎ独特の匂いはアリシンと呼ばれる揮発性の成分です。体力回復、血行促進などの効果があります。
またアリシンには協力な殺菌作用があり、疲労回復に効果があるビタミンB1の吸収を助けその効果をアップしてくれます。昔から風邪のひき始めや冬などに、ねぎやしょうゆを入れた熱々のお味噌汁や鍋物を食べるのは、これらの効果を狙ったものなのでしょうね。
14-(1) さば缶と深谷ねぎの味噌煮
さば缶と深谷ねぎの味噌煮の材料
(1) さば缶と深谷ねぎの味噌煮(2人分)
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
さばの水煮缶 | 2缶 | A)赤味噌 | 60~70g |
深谷ねぎ | 2本 | A)砂糖 | 大さじ2 |
しめじ | 25g | A)水 | 60ml |
生姜チューブ | 2㎝ |
作り方1
作り方
➀深谷ねぎは5㎜ほどの斜め切りにする。
②しめじは石づきを取り、ほぐす。
③鍋にさばの水煮を汁ごと入れ、生姜チューブを加える。
④➀、②を加えて中火にかけ、アクを取りながら煮る。
⑤沸騰したらAを加え、汁をかけながら煮る。
⑥煮汁がとろりとしたら火を止め、味をなじませる。
作り方2
骨ごと食べられるさば缶でお手軽に作れる一品!
♪汁ごと使うのでうま味たっぷり♪
深谷ねぎを積極的に摂取して、体の基礎づくりをしてみましょう
14-(2) 深谷ねぎとささみの一口フォー
(2) 深谷ねぎとささみの一口フォー (2人分)
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
ささみ | 2本 | A)水 | 300ml |
塩 | 小さじ1/2 | A)酒 | 小さじ1 |
フォー | 90g | レモン | お好みで |
深谷ねぎ | 10㎝ | 黒胡椒 | お好みで |
生姜チューブ | 適量 |
作り方1
作り方
➀深谷ねぎは斜めに薄切りにする。
②ささみは筋を取り、細切りにして塩をまぶし、20分ほど置く。
③鍋に②、Aを入れて火にかけ、沸騰したら火を止める。途中、あくをしっかりとる。
④フォーは熱湯で表示時間とおりにゆでる。
⑤フォーが茹で上がったら器に盛り、③をかける。
⑥➀、生姜チューブを盛り付け、お好みでレモンを切ってのせ黒胡椒をふる。
作り方2
だしを使わず、ささみのうま味でいただけます。
フォー以外にもそうめんや細うどんもおすすめ!!!
印刷用レシピ(深谷ねぎ)はこちら (276KB)
★ 第15回 こんにゃく
第15回は県民食材総選挙第3位になったこんにゃくです。
こんにゃくは約97%が水分で、それを除くとグルコマンナンという食物繊維が主成分です。
このグルコマンナンには、血糖値上昇を抑え糖尿病を予防する効果のほか、腸壁をやんわりと刺激して排便を促す効果もあります。水分を吸収して膨らんで量が増える性質があるため、接種エネルギーを増やさず満腹感を得るにはこんにゃくが適しています。
15-(1) こんにゃくと栃尾の油揚げのささっと煮
材料
(1) こんにゃくと栃尾の油揚げのささっと煮(2人分)
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
こんにゃく | 1/2枚 | A)だし汁 | 150ml |
栃尾の油揚げ | 1/3枚 | A)しょうゆ | 小さじ2 |
生姜チューブ | 適量 | A)みりん | 小さじ1 |
作り方
作り方
①こんにゃくは縦半分に切り、さらに横に5㎜幅に切る。
②鍋に湯を沸かし、①を入れ2~3分ゆでてザルに上げる。
③栃尾の油揚げは油抜きして、こんにゃくと同様に切る。
④鍋にAと②、③を入れる。中火にかけて10分程度煮る。
⑤器に盛り生姜チューブを散らす。
できあがり
新潟県長岡市の名物「栃尾の油揚げ」
普通の油揚げの3倍はある大きさで、凝縮した豆腐の旨みと油揚げの香ばしさが同時に味わえます。
栃尾の油揚げはスーパーでも手に入ります♪
簡単ヘルシー(⌒∇⌒)
15-(2) こんにゃくの明太子炒め
15-(2) こんにゃくの明太子炒め
材料
(1) こんにゃくの明太子炒め(2人分)
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
こんにゃく | 1/2枚 | A)酒 | 小さじ1 |
明太子 | 1/2腹 | A)しょうゆ | 小さじ1/2 |
青ねぎ | 5cm | ごま油 | 小さじ1 |
作り方
作り方
①こんにゃくは食べやすい大きさにちぎる。
②鍋に湯を沸かし、①を入れ2~3分ゆでてザルに上げる。
③明太子は薄皮に切れ込みを入れ、中身を出しておく。
④青ねぎは小口切りにする。
⑤フライパンにごま油を入れて熱し、②を加え強火で炒める。
⑥全体に油がまわったら、Aと③を加え炒める。
⑦全体に火が通ったら、④を加えて混ぜ合わせ、器に盛る。
できあがり
こんにゃくは小さめにちぎるとしっかりした味付けになりますよ♪
明太子のピンクと青ねぎで色どりOK。 お弁当のおかずにgood!
印刷用レシピ(こんにゃく)はこちら (236KB)
★ 第16回 さつまいも
第16回は県民食材総選挙 第4位になったさつまいもです。
さつまいもには食物繊維が豊富に含まれています。ヤラピンという栄養素も含まれており、
腸の蠕動運動を促進し、便をやわらかくする効果があります。
食物繊維とヤラピンの相乗効果により便秘解消に効果的です。
腸をきれいにしてくれることから、大腸がんの予防も期待できます。
また、ビタミンCはいも類でトップの含有量です。ビタミンCは抗酸化作用を持つ栄養素でアンチエイジング効果・風邪予防・免疫力アップなどの健康効果があります。
16-(1) さつまいものきんぴら
材料
(1)さつまいものきんぴら (2人前)
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
さつまいも | 小1本 | A)しょうゆ | 大さじ1 |
人参 | 1本 | A)砂糖 | 大さじ1 |
ピーマン | 2ケ | A)みりん | 大さじ1 |
サラダ油 | 白ごま | 適量 |
作り方
作り方
➀さつまいもは5mm幅の輪切りにする。さらに5mmに切り棒状にしたら、水にさらしておく。
②にんじんは4mmほどの長さの千切りにする。
③ピーマンは縦半分に切り、種を取る。縦に5mm幅に切る。
④➀をザルにあげて水気をきり、耐熱皿に移す。ラップをして柔らかくなるまで、レンジで加熱する。(600Wで約3分)
⑤フライパンにサラダ油をひき、中火にかける。②、③を入れて炒め、火が通ったら④を加える。
⑥Aを入れて炒める。白ごまを加えて火を止める。
作り方
さつまいもに含まれるでんぷんがビタミンCを
守ってくれるため、さつまいものビタミンCは
加熱しても壊れにくいです♡
16-(2) さつまいもと蓮根の甘辛炒め
材料
(2) さつまいもと蓮根の甘辛炒め (2人前)
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
さつまいも | 小1本 | A)しょうゆ | 大さじ2 |
蓮根 | 1節 | A)砂糖 | 大さじ2 |
片栗粉 | 適量 | A)酢 | 大さじ1 |
サラダ油 | ごま | 適量 |
作り方
作り方
➀さつまいもは皮つきで1㎝幅に切り、水にさらし片栗粉をつける。(大きい場合は半月切り)
②多めのサラダ油を熱したフライパンでこんがり焼き、皿に取り出しておく。
③蓮根は1㎝幅に切り、片栗粉をつける。
④多めのサラダ油を熱したフライパンでこんがり焼く。
⑤フライパンに②を戻し、Aを入れひと煮立ちさせ、タレを絡ませる。
⑥仕上げにごまをふる。
作り方
鶏肉や豚肉を入れるとメインのおかずになりますよ☆
印刷用レシピ(さつまいも)はこちら (272KB)
★ 第17回 枝豆
第17回は県民食材総選挙 第5位になった枝豆です。
枝豆は、豆と野菜の両方の栄養を備えた栄養価の高い野菜です。 良質なタンパク質やビタミンB1、カリウムを豊富に
含み、疲労回復、二日酔い防止、高血圧を抑える効果があります。また、食物繊維、葉酸、鉄分、イソフラボン、ビタミンC
などの栄養素もとても多く、動脈硬化、がんや骨粗鬆症の予防、コレステロール値の低下、貧血や便秘の改善、アンチエイジング
効果、更年期障害の症状を抑えるなど、数多くの効能があります。
17-(1) 鮭と枝豆の炊き込みご飯
材料
(1)鮭と枝豆の炊き込みご飯 2人分
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
鮭 | 2切れ | 昆布 | 適量 |
枝豆 | 100g | 塩 | 小さじ1/2 |
米 | 2カップ | ※酒 | 大さじ3 |
人参 | 1/4本 | ※しょうゆ | 大さじ2 |
生姜 | 1片 | ※みりん | 大さじ1 |
作り方
作り方
➀ 枝豆は、生のものは塩ゆでをし、冷凍なら表示通りに解凍し、豆を取り出しておく。
② ※の調味料を合わせておき、米を洗ってザルにあげておく。
③ 人参をいちょう切りに、生姜は千切りにする。
④ 鮭にグリルかフライパンで焼き目をつける。この時、完全に火は通ってなくてもいい。
⑤ ※に④の鮭を5分程つけておく。
⑥ 炊飯器に米を入れ、メモリより気持ち少なめの水を入れる。塩を加えて混ぜ、昆布を入れる。
⑦ ※につけておいた鮭を取り出す。
⑧ ⑥に人参、生姜、調味料※を入れ軽く混ぜて鮭をのせる。
⑨ 炊飯器のスイッチを入れる。
⑩ 炊きあがったら、昆布を取り出し、枝豆を入れ軽く混ぜる。
作り方
「鮭」に含まれるアスタキサンチンは、協力な抗酸化作用があり、枝豆と一緒に取ることで更に
アンチエイジングなど美容効果が高くなります。女性にはうれしいですね~♬~♪
また、DHAやEPAも含まれ、中性脂肪を減らす働きがあります。
17-(2) 鶏むね肉と枝豆のサラダ
材料
2 鶏むね肉と枝豆のサラダ 2人分
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
鶏むね肉 | 120g | マヨネーズ | 大1 |
※酒 | 大1 | 塩 | 適量 |
※塩 | 小1/4 | マヨネーズ | 大1 |
枝豆 | 50g | コショウ | 適量 |
キャベツ | 1/8個 |
作り方
➀ 鶏むね肉の皮と脂身を取り除き、観音開きをし、フォークで数か所穴を開ける。
② ビニール袋に➀と調味料※を入れ揉みこみ、冷蔵庫で30分漬け込む。
③ 枝豆は生のものは塩ゆでをし、冷凍なら表示通りに解凍し、豆を取り出しておく。
④ 耐熱皿に②を移し、ふんわりとラップをかけ、電子レンジで3分30秒前後、
火の通りを確認しながら加熱する。
⑤ 火が通ったら、粗熱を取り、1㎝角に切る。
⑥ キャベツは1㎝角に切り、耐熱皿に移し、電子レンジで1分加熱し粗熱を取る。
⑦ 冷ました鶏むね肉にキャベツ、枝豆、マヨネーズ、レモン汁を入れ混ぜ、塩、コショウで味を調える。
作り方
『鶏むね肉』は高タンパク、低脂肪でダイエットの強い味方です。またイソダゾールジペプチドという成分が多く含まれ、身体や精神の疲労回復に効果があります。枝豆と一緒にとることで夏バテ効果に役立ちます。
🍀ダイエット中の方、お疲れぎみの方、おすすめですよ🍀
17-(3)枝豆ペペロンチーノ
材料
3 枝豆ペペロンチーノ 2人分
材料 | 分量 | 材料 | 分量 |
枝豆 | 100g | オリーブオイル | 大1 |
ニンニク | 1片 | ブラックペッパー | 適量 |
赤唐辛子 | 1本 |
作り方
➀ 枝豆は、生のものは塩ゆでをし、冷凍なら表示通りに解凍しておく。
② ニンニクはみじん切り、赤唐辛子は小口切りにし、オリーブオイルで焦がさないように炒める。
③ さや付き枝豆を入れてサッと和え、ブラックペッパーをふる。
作り方
『ニンニク』に含まれるアリシンは、枝豆のビタミンB1と
とても相性のいい組み合わせです。
また、アリシンには生活習慣病予防や発がん抑制、食中毒の予防などに効果があります。
♡食中毒に気をつけたい夏ごろに取りたいですね♡
印刷用レシピ(枝豆)はこちら (1806KB)